■
なんか、ふと思ったのでだらだらと書きます。
・
・
普段はいつも通り過ぎて、朝がきて、昼が過ぎ、夜になる。
その繰り返しの中でどれだけの、『キヲク』を創っていけるのだろう。
その中には涙も後悔も喜びも笑顔も怒りも悔しさもあって。
どれもこれも同じ比じゃなくて。
むしろ、哀しみ辛み怨み後悔涙の方が、沢山あるかもしれない。
たった十数年の時の流れの中でも、片手では全然足りないくらいに多い。
それが、まだあと何十にと重なるのだろう。
自分が生きる上で、必ず付きまとうものだ。
けれど。
嬉しさ喜び歓喜笑顔もそれと伴って付きまとうもの。
溢れる程の苦痛の中で、異彩を放つように投げ込まれるそれは、生きているこの時の中で最もの快感だ。
苦しさ痛感の中に嬉しさ快感があるから人は人として生きていれる。
そして快感と苦痛を繰り返すのもあっという間で。
長いように思えて、実はそれはとても短くて。
気付いたら、振り返ればもう手の届かない場所にある『キヲク』が山程。
つい最近、あんなことをしていたのに。
さっきまで、ああしていたと思ったのに。
それなのに。
時間はめまぐるしくせわしなく、過ぎて行く。
頬を掠めていく風のように、あっという間に。
自分も気付けば早十三年を生きた。
小さい頃の自分がすぐ近くに見える。
だが。
それは、もう、手が届かない程遠い場所にあって。
それを引き戻すことも、見返すこともできなくて。
ただ、思い出すことしかできなくて。
でも大切なその『キヲク』はいつまでも残っていて。
ずっと、残していたくて。
今をずっと、ずっと、濃密に生きていたくて。
毎日を馬鹿みたいに全力で翔けていって。
転んでも、立ち上がって。
立ち直れなくても、自分を信じて、また立ち上がって。
すれ違っても、前に進み続けて。
後悔しても、それを糧にして。
『私』は、いつまでも、どこまでも、
汗を流して土に塗れて涙で濡れて喉が痺れて肌が切れて血が流れて足を全力で動かして。
前に、進むんだ。
きっと、また振り返った時に、唇は笑みに固まるから。
自分を信じて。
時の中を、翔けて行く。